RASH & SKIN

発疹・皮膚の変化

発疹のご相談は一般小児科へ 急な広がりは048-941-8686へ

発疹・ぶつぶつの現れ方

お風呂上がりに肌を見たら、いつの間にか赤いぶつぶつが広がっていた。おむつを替えるときに、お尻や太ももに小さな発疹があるのに気づいた。発疹は、こうした場面で見つかることが多い症状です。

発疹の色や形、出ている場所、熱の有無によって、考えられる原因は大きく変わります。診察では、いつから・どこに・どんな順番で発疹が出てきたかを伺いながら、皮膚の状態を確認します。

同じ「赤いぶつぶつ」でも、かゆみが強いもの、熱を伴うもの、水ぶくれになるものまで表れ方はさまざまです。次の章で、当院でよくご相談いただく3つのタイプに分けてご説明します。

発疹の主な原因

お子さまの発疹は、大きく分けて感染症によるもの、アレルギーによるもの、皮膚そのものの疾患の3つに分類できます。まずは全体像を確認し、それぞれ詳しくご説明します。

分類主な特徴代表的な例
感染症によるもの熱を伴うことが多く、発疹の出るタイミングや順番に特徴がある手足口病、突発性発しん、とびひ
アレルギーによるもの特定の食べ物や薬、虫刺されなどをきっかけに急に広がることがあるじんましん、虫刺されによる腫れ
皮膚そのものの疾患汗や乾燥、こすれなど日常的な刺激で慢性的に繰り返しやすいあせも、乾燥性の湿疹、アトピー性皮膚炎

感染症によるもの

手足口病は、口の中や手のひら、足の裏に小さな水ぶくれのような発疹が出るのが特徴で、夏場に流行しやすい病気です。突発性発しんは、生後6か月〜2歳頃のお子さまに多く、38〜39度台の熱が3〜4日続いたあと、熱が下がるのと入れ替わりに全身へ発疹が広がっていきます。

とびひ(伝染性膿痂疹)は、虫刺されや傷口から細菌が入り込んでできる発疹で、掻きむしった手で触れた部分に次々と広がります。水いぼ(伝染性軟属腫)は、表面がつやつやした小さいいぼ状の発疹で、プールのタオルや浮き輪の共有などで人にうつることがあります。

アレルギーによるもの

じんましんは、食べ物や薬、寒暖差や摩擦といった刺激がきっかけとなり、赤く盛り上がった発疹が数分から数時間のうちに現れては消えていくのが特徴です。多くは半日程度で落ち着きます。蕁麻疹が短時間で全身に広がる場合や、唇の腫れ・呼吸の変化を伴う場合は、アナフィラキシーの可能性があるため注意が必要です。食べ物との関係が疑われるときの詳しい対応は「食物アレルギー」のページでご案内しています。

皮膚そのものの疾患

あせもは、汗をかきやすい首まわりや脇の下、おむつの中にできやすい小さな発疹です。乾燥する時期は、保湿が足りずに肌がカサカサしてかゆみを伴う湿疹が増えます。アトピー性皮膚炎のように慢性的に繰り返す湿疹は体質的な要因が関わっており、スキンケアと外用薬による継続的な治療が中心になります。こうした皮膚そのものの疾患を長く診ていく場合は、火曜午後・金曜午前の小児皮膚科(完全予約制)でも継続してご相談いただけます。

家庭での観察ポイント

発疹は数時間から半日ほどで見た目が変わっていきます。受診までの間にどんな様子だったかが、診断の手がかりになります。次のような点をメモしておいていただけると、診察がスムーズに進みます。

  • いつ、どこから発疹が出始めたか
  • 発疹の色や形(赤み・水ぶくれ・かさぶた等)と広がり方
  • 熱の有無と、熱が出たタイミング(発疹の前か後か)
  • かゆみや痛みの有無
  • 新しく食べたものや、使い始めた薬・化粧品はないか
  • 保育園・幼稚園や周囲で似た症状が流行していないか

発疹は受診までに薄くなったり消えたりすることもあります。気づいた時点でスマートフォンなどで写真を撮っておくと、診察で当時の様子を確認しやすくなります。

受診の目安・急ぐサイン

発疹の多くは、様子を見ながら診療時間内にご相談いただければ十分です。次のような様子があるときは、迷わず119番で救急要請してください。

すぐに119番で救急要請を
  • 呼吸が苦しそう、ゼーゼーという音がする
  • 唇や顔色が悪い、意識がぼんやりしている
  • 繰り返す嘔吐や、全身に広がる蕁麻疹(アナフィラキシーの可能性)

次のような、上記以外で判断に迷う様子があるときは、まずは当院(048-941-8686)へお電話ください。

まずは当院へお電話を
  • 発疹が短時間で全身に広がっている
  • 高熱を伴い、発疹に強い痛みや水ぶくれがある

気になる様子があるときは、無理に診療時間まで待たず、048-941-8686までご連絡ください。来院の時間帯を調整いたします。食べ物や薬が関係していそうな場合は「食物アレルギー」のページもあわせてご確認いただけます。

よくあるご質問

Q
発疹はまず何科に相談すればよいですか?
A

発疹のご相談は、まず一般小児科でお受けしています。診察で感染症・アレルギー・皮膚そのものの疾患のどれに近いかを確認し、慢性的な湿疹やアトピー性皮膚炎など継続した治療が必要な場合は、火曜午後・金曜午前の小児皮膚科(完全予約制)でも診療を続けられます。

Q
受診前に発疹の写真を撮っておいたほうがよいですか?
A

撮っておいていただくと助かります。発疹は数時間から半日ほどで色や広がり方が変わることが多く、気づいた時点の状態を写真で残しておくと、受診時に見た目が変化していても経過を確認しやすくなります。

Q
保育園や幼稚園を休ませたほうがよい発疹はありますか?
A

手足口病やとびひなど、感染症の種類によっては登園を控える期間の目安が定められていることがあります。診断がついた際に、当院から登園の目安をお伝えしますので、園からの指示とあわせてご確認ください。

この記事の監修者

院長 井口 正道( いぐち まさみち )

発疹は、出方や広がるスピードによって考えられる原因が変わります。写真や気づいた時の様子を教えていただくと、診察がよりスムーズになります。

保有資格・所属学会

  • 日本小児科学会 専門医
  • 日本アレルギー学会 専門医
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