
デュピクセント・ミチーガによる注射治療とは
外用薬でのケアを続けても改善が乏しい中等症以上のアトピー性皮膚炎には、注射による治療という選択肢があります。当院では「デュピクセント」「ミチーガ」による注射治療に対応しており、他院ですでに治療を開始されている方の治療の引き継ぎにも対応しています。
薬のはたらき
デュピクセント
デュピクセントは、アトピー性皮膚炎の炎症やかゆみに関わる「IL-4」「IL-13」という物質のはたらきを抑える薬です。炎症・かゆみ・皮膚のバリア機能の低下という複数の側面への効果が期待されています。
ミチーガ
ミチーガは、かゆみに深く関わる「IL-31」という物質のはたらきを抑える薬で、かゆみを抑えることに重点を置いた治療です。
対象となる方
いずれも、ステロイド外用薬や抗アレルギー薬などによる治療を一定期間続けても十分な改善がみられない場合に選択肢となる治療です。ミチーガは6歳以上のお子さまが対象となっています。デュピクセントは生後6か月以上のお子さままで対象が広がっていますが、実際に治療の対象となるかどうかは、診察のうえで判断いたします。
投与の流れ
ご自身やお子さまの症状が対象になるかどうかは、診察のうえで判断いたします。おおよそ次のような流れで治療を進めます。
症状や現在の治療状況をうかがい、注射治療の対象になるかを診察のうえで判断します。
薬の効果・投与間隔・注意点についてご説明します。デュピクセント・ミチーガのどちらが適しているかもあわせてご案内します。
通院での皮下注射を開始します。デュピクセントは体重・年齢により2週間または4週間に1回、ミチーガは4週間に1回のペースで投与します(年齢・体重により投与量は異なります)。
効果や体調の変化を確認しながら、投与を継続します。他院ですでに治療を開始されている方は、現在の状況をうかがったうえで引き継ぎます。
費用について
デュピクセント・ミチーガはいずれも保険診療の対象となっている医薬品です。窓口でのお支払いは、健康保険の自己負担割合(1〜3割)に応じた金額となります。
目安として、自己負担割合が3割の場合、薬剤費のみでデュピクセントは月額3万円台前半、ミチーガは月額3万5千円程度になることが一般的です(診察料・注射の手技料などは別途かかります)。高額療養費制度を利用することで、自己負担の上限を抑えられる場合があります。薬価は改定により変動するため、正確な費用は診察時にご確認ください。
治療にあたっての注意
デュピクセントでは注射部位の赤みや腫れ、結膜炎などが報告されています。ミチーガでも同様に、注射部位反応などがみられることがあります。治療中に気になる症状があれば、次回の受診を待たずにご相談ください。
よくあるご質問
デュピクセントは炎症・かゆみ・皮膚のバリア機能の低下といった複数の側面に働きかける薬で、生後6か月以上が対象です。ミチーガはかゆみを抑えることに重点を置いた薬で、6歳以上が対象です。投与間隔もデュピクセントは体重・年齢により2週間または4週間に1回、ミチーガは4週間に1回と異なります。どちらが適しているかは、症状や年齢に応じて診察のうえでご案内します。
ミチーガは6歳以上、デュピクセントは生後6か月以上が医薬品としての対象年齢です。実際にお子さまが治療の対象となるかどうかは、診察のうえで判断いたします。
いずれも保険診療の対象となっている医薬品です。お支払いは健康保険の自己負担割合に応じた金額となります。
対応しています。現在の治療状況をうかがったうえで、引き続き当院で投与を継続できるかご案内します。
院長 井口 正道
保有資格・所属学会
- 日本小児科学会 専門医
- 日本アレルギー学会 専門医
ご来院前のお問い合わせ
受診について気になることがあれば、お気軽にお電話ください。
048-941-8686
受付 9:30–12:00 / 15:00–18:00
